キャンプ道具の加工についての小話 <金属加工>!!ってお話
キャンプ道具の素材って、大体決まっていますよね。
1 チタン
2 アルミ
3 ステンレス
4 鉄
こんんもんでしょうかね。
キャンプ道具は耐久性を求められますね。
素材は厚さが薄い物から厚い物まで揃っています。
加工のし易さとして、アルミやステンレスのように柔らかな物で、薄ければ扱い易いです。
加工の種類としては、穴開け、曲げでしょう。
「穴開け」はドリルで開ければいいのですが、「曲げ」は難しいです。
直角に綺麗に曲げる方法ってちゃんと存在します。
治具を使うのが一般的です。
曲げ→折るって事なので、治具を使って直角や鋭角を綺麗に曲げる事が出来ます。
曲げる部分と曲げない面、特に曲げない面を綺麗に保つのが重要です。
ここで完成度が決まります。
一直線に綺麗に曲げることができれば、完成度が上がります。
うまく曲げられても、そのまま折り曲げるのは、これまた難しいです。
ハンマー等で叩くと、当然凸凹になります。
折り曲げ部分が上手く潰せないことが多いです。
治具だけでなく、工具も必要になってきます。
治具と言っても加工する材料のサイズによって変わりますが、厚みのある場合は小さな治具では対応できません。
曲げる力が必要になるからです。
力が強くなるほど、ジグの耐久性が求められます。
通常は自分の力を加える事で曲げていきます。
素材が大きかったり厚みがある場合には機械の治具で曲げいきます。
現在は自分の所には機械は置いていませんが、自作した治具で曲げ加工、折り加工をしています。
治具がなければ、工具で対応します。
🔴オススメの曲げ方
木の板に彫刻刀(L型)で溝を掘ってください。
深さは3〜5mmが良いと思います。
その溝に曲げたい部分を合わせます。
そこに鉄のヘラ状の物を使って押し込む事で溝に沿って曲がっていきます。
この「鉄のヘラ状の物」がオススメです。
ヘラの刃先の形状は薪割り等で使う「斧」のような厚みがある物で刃先が湾曲していない物が良いです。
ヘラ状の刃先を曲げたい部分に当てて、少しずつ力を加えていき、少しずつ少しずつ曲げていくのがオススメですね。
慣れも必要ですが、こうすると綺麗な直角に曲げやすいです。
あと、幅の広いペンチ状の物があります。
名前は「ツカミ」です。ののままですね。
素材を掴んで、そのまま一気に曲げる・・・これは職人さんが使っている工具の1つです。
鉄製の鉄板を曲げる為のペンチみたいな物で、買うと結構します。
同じく鉄板を切るハサミ・・・これは刃先が湾曲しています。
値段もピンキリで、数万円するものもあります。
私のは2万円もしました。15年前に購入し、今でも大事に使っています。
機械に使う治具もいろいろ自作しています。
市販の物に更に手を加えると、使い易さが倍増します。
旋盤系は特に便利になりますね。
整備士の方も、スパナを改良する・・・そんなこともあります。
プロの方は自分で改良する方が多いです。
最近ドリルの刃がくたびれてきたので、新しい刃に交換しようと思います。
今回は画像がないのでお見せできませんが、加工は難しいこともありますが、上手くなれば製作範囲も広がるので楽しくなると思います。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。